過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
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43: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 03:20:49.07 ID:lOVwawcb0

ルビィ「……やっと……っ……」

ダイヤ「……え?」

ルビィ「やっとおねぇちゃんと……っ……いっしょに……ぐすっ……スクールアイドル……っ……できるようになった……のに……ぅっく……っ……」

ダイヤ「……」

ルビィ「やっとおねぇちゃんが……っ……むかしみたいに……っ……わらってくれる……ように……っ……なったのに……っ……」

ダイヤ「……っ!!」


――思いあがっていた。

ルビィはボロボロになってもずっとわたくしのことを考えてくれていた。

スクールアイドルが大好きだったわたくしと、好きでいられなくなってしまったわたくしと、それでもスクールアイドルが大好きだったわたくしを

ずっとずっと……そして、今でも考えていてくれていたのだと……

守ってあげねば……?いいえ……ずっと守られていたのはわたくしじゃありませんか……。

だとしても……だからこそ、この子とわたくしの居場所は絶対に守らなくてはいけない。

取り戻したあの時間を……輝きを……もう手放したくない。

何より、またそう思わせてくれた大切な妹と仲間たちのためにも……

ルビィをぎゅっと抱きしめる。


ルビィ「なんでこうなっちゃうの……かなぁ……っ……なんで……っ……わかんないことばっかで……っ……ルビィ……っ」

ダイヤ「……そうですわね。知らないままじゃ……何もわからないままですものね……」


先にある闇……それは恐らくわたくしの想像通り触れてはいけないものなのでしょう。

だからお父様も遠ざけようとする。

ですが、それでも……知らないまま、流されるまま……大切なものを取り上げられて泣き寝入りするわけにはいかない。

Aqoursとしての活動は人生の中ではほんの一瞬のことかもしれない。

お父様からしたら瑣末なものかもしれない。

この大きな黒澤家という波からしたら木っ端のようなものかもしれない。

それでも……かけがえのない大切なものを守るために……怯えている場合ではないですわよね。




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