過去ログ - ダイヤ「もう一人の妹?」 ルビィ「もう一人のお姉ちゃん?」
1- 20
49: ◆tdNJrUZxQg[sage]
2017/03/30(木) 03:25:13.46 ID:lOVwawcb0


花丸さんは語りだした。


『気付いたの……というか確認を取ったのは本当に最近なんだけどね

お昼休みに善子ちゃんとルビィちゃんが同じような生き別れの姉妹の夢を見たって聞いたとき。

ただ、9月21日の方は前から知ってたよ。

マルは昔から図書館にはよく通ってたからさ

図書館って昔の地方紙とかも納められてるって聞いて、何気なく、自分の生まれた日の新聞を見せてもらったんです。

そしたら……出生記録に『国木田花丸』って名前があって

それでなんとなく嬉しくなっちゃって。そうだ!ルビィちゃんの生まれた日の新聞も見てみようと思って。

……でも、9月21日にルビィちゃんの名前はなかった。

そのときはよくわからなかったけど、あとになって考えたとき届出を出さなかったんだなぁくらいにしか思わなかったんだけど……』




花丸『……そんなことって』



ダイヤ「……7月13日の出生記録――黒澤ルビィ」

黒澤父「……。」

ダイヤ「こんな特徴的な名前……黒澤家の娘以外ありえませんわよね?」


黙り込むお父様に対しわたくしは続ける


ダイヤ「そして……この日は津島善子さんの誕生日と同じなのですわ。」

黒澤父「……そうだな」

ダイヤ「……こっちは17年前の元旦――わたくしの生まれた日のものですわ。」


そちらには大きく黒澤家長女ダイヤ出生の記事が大きく取り上げられていた。


ダイヤ「まさか、元旦から号外を出させられるなんて新聞社の人も大変ですわね」


本来元旦の新聞は大晦日に作るので1月1日のわたくしの記事が載るはずはないのですが、

概ね、わたくしの誕生に歓喜したお父様が無理言って地方紙の号外を刷って貰ったのでしょう。

ですがそれは同時に……


ダイヤ「ルビィのときは新聞に取り上げない……ましてや届出すら出さないというのは少し違和感を感じさせるものですわよね。」

黒澤父「……」

ダイヤ「お父様……」


嘘であって欲しいけど、もう戻れない


ダイヤ「ルビィは……サファイアだったのですね……」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
74Res/116.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice