33: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 08:56:37.19 ID:bQcAVLNZ0
提督(遅かれ早かれ伝えなければいけないことだったが…まさか夕立があんなに怒るとはな…)
駆逐艦 夕立。今でこそ艦娘として白い髪に碧い瞳、そして愛らしい口調に容姿をしているが、艦体であった頃の彼女の最後はお国のために最後まで戦い抜いた誇り高い武勲艦である。
そんな彼女だからこそ、艦娘として再び生を受けたにも関わらず、今後出撃がないという事実が受け入れがたいのは無理もないかもしれない。
34: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 08:57:56.37 ID:bQcAVLNZ0
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夕立「…っていうことがあったっぽい!!五月雨はひどいと思わないっぽい!?」ザーッ
35: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 08:59:05.89 ID:bQcAVLNZ0
夕立「むーっ、五月雨が話し聞いてないっぽい!」
五月雨「えっ!?い、いやちゃんと聞いてるよ!!夕立ちゃんも大変だねー…」
36: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:01:07.23 ID:bQcAVLNZ0
五月雨「私がこの泊地に配属された時から泊地っていうのは鎮守府とは違う小規模な施設だし、明石さんや間宮さんがいなかったってことはもう話したよね?」
五月雨「だからね、ここは本格的に攻め込むための施設じゃないな…っていうのは何となくわかったの」
37: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:03:12.30 ID:bQcAVLNZ0
夕立「そんなことn…っ!!五月雨!前方14時の方向に敵影ありっぽい!!」
五月雨「えっ、うそ!?」
38: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:08:05.17 ID:bQcAVLNZ0
夕立「五月雨!!幸いまだ見つかってないっぽい!!いますぐ海域を離脱して提督に報告するっぽい!」
五月雨「う、うん。そうだね。じゃあすぐに帰投しよ……ってきゃあ!?」クルッ
39: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:09:21.42 ID:bQcAVLNZ0
五月雨「〜〜〜っいったた…ってご、ごめんね夕立ちゃん!!すぐに帰t 夕立「そういう訳にはいかなくなったっぽい」
五月雨「……えっ?」
40: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:11:46.14 ID:bQcAVLNZ0
五月雨「でも夕立ちゃんは… 夕立「いいから早く!!」
夕立「…相手は駆逐艦3隻に軽巡1隻っぽい。これくらいなら大丈夫。夕立もすぐに戻るから五月雨はちょっと先に戻ってるだけ…ね?」
41: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:13:48.49 ID:bQcAVLNZ0
駆逐イ級(―――!!!)カチャ ズドーン!
夕立(……)スチャ
42: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:15:17.04 ID:bQcAVLNZ0
その異様な光景に知性のかけらも感じさせないイ級たちですら、あっけにとられていた。
が、夕立は意に介す様子もなく続けて砲撃を開始する。敵船隊もあわてて応戦しようとするが間に合わない――
43: ◆Gf8V70USQ2[saga ]
2017/03/31(金) 09:19:32.19 ID:bQcAVLNZ0
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提督「−−−はぁ、はぁ、はぁ…」タッタッタ
提督は廊下を走っていた。
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