過去ログ - 魔術士オーフェン休息編・骨身に染み入る魔女の情 -SS速報VIP

過去ログ - 魔術士オーフェン休息編・骨身に染み入る魔女の情

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2:1[saga]
2017/03/31(金) 01:55:39.82 ID:irS+EJtK0
◇◇◇

　休息は如何なる存在にも必要だ。

　それは、強力無比な魔力を保有していたウィールド・ドラゴン種族も例外ではなかったらしい。

以下略

3:1[saga]
2017/03/31(金) 01:56:18.88 ID:irS+EJtK0
◇◇◇

　一方その頃、彼らはまさに危険の真っただ中にいた。

「う――わあああああああああああ！」

以下略

4:1[saga]
2017/03/31(金) 01:56:46.71 ID:irS+EJtK0

　自分の後を追って、曲がり角の向こうからやって来るものがあった。

　一言でいえば、それは動く刃物の山だ。

以下略

5:1[saga]
2017/03/31(金) 01:57:24.05 ID:irS+EJtK0

◇◇◇

　数日前のことである。

以下略

6:1[saga]
2017/03/31(金) 01:58:01.02 ID:irS+EJtK0

「そんな後輩たちを慮って、私が良いニュースを持ってきてあげたわ！」

　そんなセリフと共に、教室のドアを吹き飛ばすような勢いで入ってきたのはアザリーである。

以下略

7:1[saga]
2017/03/31(金) 01:58:33.40 ID:irS+EJtK0

　そんな乗り気でない二人の態度が予想外だったのか、アザリーは言い訳するように言葉を続けた。

「そりゃあ、私だってお金に余裕があるわけじゃないわよ。でも、ほら、あの」

以下略

8:1[saga]
2017/03/31(金) 01:59:04.04 ID:irS+EJtK0

◇◇◇

「……全く、なぁにが『たまには先輩らしく、後輩をねぎらわないとね』、だよ」

以下略

9:1[saga]
2017/03/31(金) 01:59:31.92 ID:irS+EJtK0

　とはいえ、ずっと落ち込んでいるわけにもいかない。
　仕切り直すように、キリランシェロはこめかみの辺りを揉み解しながら、思考をまとめはじめた。

「……アザリーの無謀な振る舞いには、僕ら、何度も被害を受けてきたけどさ。

以下略

10:1[saga]
2017/03/31(金) 02:00:49.45 ID:irS+EJtK0
◇◇◇

「はぁ、はぁ……くっそ。どうにか撒いたか？」

「た、多分……」

以下略

11:1[saga]
2017/03/31(金) 02:01:42.73 ID:irS+EJtK0

「くそ！　おい、いい加減に立てって！」

　毒づいて、キリランシェロは先ほどから椅子に座ったまま微動だにしない友人の袖を引っ張った。
　こんな状況に陥るなど想定していなかった為、戦闘服でも何でもない、ただのトレーナーだ。

以下略

12:1[saga]
2017/03/31(金) 02:02:11.16 ID:irS+EJtK0

「――っ、我は紡ぐ光輪の鎧！」

　咄嗟に展開させた力場と熱による防御の魔術は、迫り来る赤の殺意をぎりぎりで相殺した。

以下略

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