過去ログ - ☆ちゃん「『最原くんがんばって☆』……っと」カタカタ【ニューダンガンロンパV3】
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27: ◆wap7nzbaA6[saga]
2017/04/01(土) 00:35:15.68 ID:lejudGf4o

その時、ゴンッ! という鈍い音がしたかと思うと、僕に跨っていた☆ちゃんさんが急に倒れ込んできた。
何の前触れもなく起こったその出来事に、一瞬頭が真っ白になる。
だが、すぐに我に返り、慌てて彼女を抱き止めた。



「☆ちゃんさん、大丈夫……?」



倒れかかってきた彼女の傍らに転がっていたのは、つい最近見たことのある砲丸。
そして、いつのまにか僕達2人の近くに1人の女の人が立っていた。
楽譜柄のスカートに、鮮やかなピンク色のベスト。肩からは白いリュックの紐が見えている。
ハッとして顔を上げると、色素の薄いサラサラとした髪、そしてそれを留める音符のヘアピンが目に入った。



「なんで、だって、そんな。冤罪で、殺されたはず……」



激しく動揺しているせいで途切れ途切れの擦れた声しか出てくれない。
だが、仕方のないことではないだろうか。
そこにいたのは、最初の事件で処刑されたはずの”超高校級のピアニスト”赤松楓その人だったのだから。


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