過去ログ - 後輩「また死にたくなりましたか?」
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26: ◆9Vso2A/y6Q[sage]
2017/04/03(月) 21:18:57.25 ID:VFCWYClv0
>>14
訂正 14 → 番号消し忘れました
>>25
27:名無しNIPPER
2017/04/04(火) 17:50:05.41 ID:51/zEyPn0
近頃起きたことを考えてみても特に何も思い浮かばない。
うまく答えられずにいると、
「夏休み、どっか行く? 」
28:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/04(火) 17:50:41.26 ID:51/zEyPn0
休み時間、トイレから教室に戻っていると、クラスメイトの加藤に声をかけられた。
「さっき、吉野さんとなに話してたんだよ 」
思春期男子は男女の会話に敏感らしい。
29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:51:10.08 ID:51/zEyPn0
その唯一喋る俺というのも、たいてい千咲繋がりのことでしか話さない。
だいたい俺自身も口下手で、女の子と話すときだって最初の方は緊張する。
話をする女子だって限られている。その人がたまたま美人だっただけであって、自分はなにも悪くない。
30:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/04(火) 17:51:51.42 ID:51/zEyPn0
◇
放課後になり、なぎさがバイトの面接に来た。
店長は俺の知り合いということもあってか、ほぼ顔パスでその場でOKを出していたようだった。
31:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/04(火) 17:54:01.32 ID:51/zEyPn0
その夜、家に帰るとリビングに明かりは付いていなかった。
姉はもう寝ているか、部屋にいるだろうと思い、二階に上がる。
部屋の電気が付いていたので、姉が起きているのを確認して、自分の部屋へ入ろうとする。
32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:54:32.44 ID:51/zEyPn0
部屋に入ると、スマートフォンの通知音が鳴った。
画面を見る。コウタからだった。ベランダに出て、電話に出る。
「もしもし、俺だけど 」
33:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/04(火) 17:55:11.02 ID:51/zEyPn0
「……いや、お前さえ良ければなんだけどさ、4人でどっか行かね? 」
あぁ、そうか。こいつ吉野さんのことが気になるのか。
「……俺にメリットがないんだが」
34:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/04(火) 17:56:44.11 ID:51/zEyPn0
「まぁ、そこまで言うなら。でも協力……とかそういうのは期待しないでくれ 」
「……あぁ、わかってる。でもあれだ。結局どう転んだとしても決めるのは俺だからお前がそんなに考える必要はないぜ 」
……そう言われると、変に気を使う必要もないし、有耶無耶にしようとしていたこともはっきりできるかもしれない。
35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:57:38.78 ID:51/zEyPn0
◇
「それで、結局先輩は行くことにしたんですか? 」
夕暮れ。いつもの場所で、なぎさに遊びの件を伝えた。
36:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/04(火) 17:58:16.48 ID:51/zEyPn0
「……い、いや、ちがうんですちがうんです。そういうつもりじゃないといいますか 」
早口でまくし立てられた。その様子を見て、思わず「あはは」と笑ってしまう。
「なんで笑ってるんすか! 」
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