過去ログ - 後輩「また死にたくなりましたか?」
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4:名無しNIPPER[saga sage]
2017/04/03(月) 17:56:02.33 ID:VFCWYClv0
朝食はいつも姉が用意してくれている。親はまだ寝ている。毎日遅くまで働いて、俺達が学校に行った頃に起きてまた会社に行く。この生活はもう3年くらい続いている。

家事は最初の方こそ一緒にやったりしていたのだが、ここ数年はもっぱら姉に頼りっきりである。

「あんたさ、今日バイトだよね? 」

「うん、だから晩飯用意しなくていいよ 」

「できるだけ早く帰ってきなよ 」

「なに、寂しいの? 」

「……そうじゃ、なくもないけど、さ…… 」

姉の顔を見ると頬がほのかに赤くなっている。どうしたの、と思わず気になって聞いてみる。

「……なんでもないよ」

と言いつつも、顔は赤いままだ。姉との、こういうなんでもない朝のやり取り。変わらない日常。


俺は、そういうものが一番好きだ。




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