過去ログ - モバP「綺麗ですよ、保奈美さん」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 01:54:41.86 ID:Hn0HLzXw0
モバP(以下P表記)「これなら女神にも負けませんね」
保奈美「ほんと?ふふ。ありがとうPさん」
P「言葉に尽くせないほど綺麗です。今日のお相手が羨ましい」
保奈美「あら、嬉しい事言ってくれるのね。でも、まぁ、そうね。楽しみだわ」
P「そうですか」
保奈美「嫉妬してる?」
P「それは、まぁ、するでしょうよ」
保奈美「そう。それは良かった」
P「時間です、行きますよ」
保奈美「はい。それじゃ、エスコートしていって頂戴ね」
P「勿論です」
保奈美「……Pさん。今、どんな気分?」
P「そうですね……」
P「親ってのは、こうやって娘の成長を見届けなきゃいけないのかと思うと泣きそうになりますよ」
P「まぁ、今回はブライダル系の撮影なんですけども」
保奈美「ちょっとPさん。現実に戻るの早すぎよ」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 01:55:42.66 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「もうちょっと空気読めないのPさん」
P「こういうのは早めに言っておかないと受け付けない人もいるので」
保奈美「気にするほど読み手なんかいないわよこのスレ」
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 01:56:45.58 ID:Hn0HLzXw0
P「折角白い綺麗なドレス着てるんですからもっと真っさらな話しましょうよ」
保奈美「本当の結婚式ならともかくお金が渦巻いてるここで真っさらっていうのもねぇ……あ、このドレス1着50万ですって。少し高めって感じかしら?」
P「白さとはかけ離れた内容ですね。というか相場知ってるんですか?」
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 01:57:57.38 ID:Hn0HLzXw0
P「痛ったた……別に保奈美さんをおばさん呼ばわりしたつもりなんてないのに」
保奈美「減らず口叩くわね。カルシウム足りてないんじゃない?」
P「理不尽だよぅ……今日の保奈美さんなんか怖いんですけど……」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 01:59:11.34 ID:Hn0HLzXw0
P「いやですね、これは、その、アレですよ」
保奈美「洗いざらい正直に話さなければ足の甲を踏み抜くから」
P「この仕事の募集みた瞬間から『うわこれ保奈美さんにぴったりじゃん』って思ったので申請したらなんか通っちゃいました!!」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:00:09.75 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「まぁこのくらいで勘弁してあげましょう」
P「この人ガチで踏み潰す気だったよ、眼光がちげえよ……」
保奈美「この円らな垂れ目を見て何をいうのかしらPさんは」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:00:56.93 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「さて、チャペルに着いた訳だけど、これはなんというか」
P「カメラや照明のコードとかでゴッチャゴチャしてますね。信心深い人なら憤死するかも」
保奈美「教会所有の礼拝じゃないから問題ない、って言っても通じないでしょうね。きっと」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:05:57.25 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「誰が体重上からナンバー3よ!!」
P「一言も言ってないんですけど!なんか逆に凄い!!」
保奈美「最近ね。最近、かな子ちゃんから相談がくるの。『また太っちゃった……2キロも』って。そうね、そうよね。アイドルだったら気になるわよね。でも、でもねかな子ちゃん、あなたそれでも私のBMIより低いのよ。私を超える事は出来ないのよ……!!」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:06:40.59 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「美味しいから大丈夫だよって、なんか本当に大丈夫な気がしてくるから魔法の言葉よね」ポリポリ
P「美味しいですかポッキー。衣装が汚れるのでこぼさないでくださいね」
保奈美「Pさんが至れり尽くせりしてくれてるから大丈夫よ。まるで雛鳥の気分」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:08:52.26 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「さあ、撮影の時間ね!私の美貌に酔いしれるといいわ!!」
P「んー、なんか違うというか保奈美さんらしくないのでNGです」
保奈美「うん、確かにどことなく私のキャラじゃない気がする。他に何か上手い言い回しないかしら」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:20:49.85 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「手遅れにしたのはどこのどいつよ。言ってごらんなさい。ん?」
P「さっきからなんで筒抜けなんですかね!ごめんなさい!」
保奈美「でも本当にこういう仕事って競争率高いから。気に食わない事ってのはつまりね、Pさんには感謝と怨恨の二つが入り混じってるこの現状に対してよ。お分かり?」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:22:17.76 ID:Hn0HLzXw0
P「あの、保奈美さん」
保奈美「なぁに?言われなくても、この撮影は思いっきり楽しむつもりよ。心配しないで」
P「そうじゃなくて。その、面白がって申請したのは謝ります。でも……」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:23:05.30 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「そこまで言われたら許すしかないじゃない」
P「保奈美さん……!ありがとうございます。次のオフは有給取りますからね、なんでもしますよ」
保奈美「………………」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:24:18.22 ID:Hn0HLzXw0
P「保奈美さん、それは一体どういう意味で……?」
ディレクター(以下D)「ゴホンッ、ん、あのー、ちょっといいですか(棒)」
P「あ、はい。どうしました?」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:26:04.36 ID:Hn0HLzXw0
D「いやー、困ったなぁ。代打の人も今日は忙しくて他の撮影に回っているから居ませんし(棒)」
P「はぁ、そうですか。つまり?」
D「いやー、誰か代わりになる人がいないかなー。このままだと撮影できないなー(棒)」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:27:25.34 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「あはははははっ!それよ、その顔が見たかったのよ!」
P「たったこれだけの為にずっと黙ってたんスか保奈美さんんん!!」
保奈美「楽しかったわぁ。Pさんが私の手の上で踊り続けるのを高みで眺めるのは!」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:28:48.33 ID:Hn0HLzXw0
〜2時間後〜
D「いやー良い構図が撮れました。二人とも最後は凄い良い笑顔でしたよ」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:31:09.96 ID:Hn0HLzXw0
『お疲れ様でしたー』
P「ふぅ、それじゃあ保奈美さん帰りましょうか」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:31:57.54 ID:Hn0HLzXw0
P「もう二度と御免ですよああいうの。写真撮ったり撮ってるのを見るのは好きですけど、どうも撮られるのは好かない」
保奈美「でも最後の方ノリノリだったじゃない」
P「勢いで乗り切っただけです。あの勢いがなければキャパオーバーで倒れてましたよ」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:32:48.36 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「Pさん、やっぱり今度のオフに付き合って貰うわ」
P「また突然。お詫びはさっきので済んだのでは?」
保奈美「なによ、なんでもするって断言できるくらいには、Pさんも余裕あるんでしょ?」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 02:33:50.17 ID:Hn0HLzXw0
保奈美「………ふふっ。そうね」
P「なので、その代わりに。お高いスイーツでも服でも、なんだったら遊園地でも」
保奈美「ありがとう。でもそういうのがいいって訳じゃないの」
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