過去ログ - フェネック「私の、追いつけない相手」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:33:41.00 ID:IGI5MSXZ0

――――――――――


―――私の不安を覆すかのように、アライさんは道中で一人、泣きながらうずくまっていた。


「ううぅぅっ………ここは、どこなのだぁ………
帽子泥棒が逃げたのは、どっちなのだぁ〜!フェネック〜〜〜!!!」


………いつもよりも、気配を感じるのに時間がかかったから、もしかしたら何かあったのかと、不安にもなったけれど。
その姿を見て、やっぱりアライさんだ、と、私は心から安堵し、近づいた。
もちろん、いつものように、全く恐怖を忘れた状態で。



「………はいよー」

「!!! フェネック!?フェネック〜〜〜!!!」

「はぁ、全くもう、まーた先走っちゃうんだから、アライさんはー。」

「きっと来てくれるって信じてたのだ!やっぱり来てくれたのだー!!」

「いつもいつも行ける訳じゃないかもよー?」

「そんな事ないのだ!
フェネックはなら絶対、私の事を見つけてくれるのだ!」

「あはは………まぁ、アライさんを一人にさせておくのは、不安だからねー。」

「………よし!これで、また帽子泥棒を追いに行けるのだ!
泥棒は、どっちに行ったのだ?」

「んー……… ………」

「フェネック?」



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