過去ログ - フェネック「私の、追いつけない相手」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:40:28.10 ID:IGI5MSXZ0

「や、やって来るのだ〜!
………うぅ、怖いけど、野生開放するのだっ!!!」

そう言うと、アライグマの眼がそれまでとは異なる色に光った。
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:41:24.25 ID:IGI5MSXZ0

「フェネック!危ないのだっ!!」

「!!!」

以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:42:17.25 ID:IGI5MSXZ0

「………でも、こんなにいると、全部倒すのは………
うー、どうしようなのだ。
フェネック、何か良い案はないのだ〜?」

以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:43:14.26 ID:IGI5MSXZ0

「………あっちかなー。
あっちの方が、セルリアンのまとまりが少ないように見えるよー。
全てを撃破するのは難しそうだからー、アライさんがあっちの方面にー、
セルリアンを倒しながらー、突破口を開いていくのが、いいんじゃないかなー」
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:44:19.18 ID:IGI5MSXZ0

「………ってて、珍しく、私がやってしまったねえ………
私としたことがー……… ………」


以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:45:08.25 ID:IGI5MSXZ0

「………あー、ちょっと、本当にやってしまったかもねー」

フェネックの視界が揺らぐ。
その日の彼女は、身体の調子がおかしい事に気づくのが、遅すぎた。
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:46:06.06 ID:IGI5MSXZ0

―――無意識に木陰で休む事を選んだときから、気づくべきだった。
結局、また帽子泥棒を追いかけたアライさんを、回復しきっていない体調で追いかけて。
休んだのといえば、途中、穴を掘ってそこで寝ていた時程度………
そして、その睡眠も、すぐに嫌な夢で覚め、アライさんを見つけにまた私は起きて走って………
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:47:39.51 ID:IGI5MSXZ0

―――思えば、さっきのもかなりの悪手だった。
アライさんは、私の作戦を信頼して、野生開放しながら前進し続けている。
『突破口を作る』なんて役割を任せられたら、アライさんの事だからいつも以上に張り切って前進するに決まっている。
只でさえ私は、アライさんに追いつける足の速さを持っていないし、
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:48:53.60 ID:IGI5MSXZ0

「………!!!」

フェネックがもたもたしているその時、
真後ろから、強烈なセルリアンの気配を感じた。
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:50:47.60 ID:IGI5MSXZ0

―――過去の光景がフラッシュバックする。
私は今、『捕食』されようとしている。
私は瞬時に死の恐怖を感じたが、走り出せなかった。
昔とは違う目線。昔より遅くなった移動速度。
以下略



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