過去ログ - フェネック「私の、追いつけない相手」
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31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:52:43.82 ID:IGI5MSXZ0

「………追いつくんだ………」



以下略



32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:53:43.03 ID:IGI5MSXZ0

「――――――――――!!!!!」

次の瞬間、フェネックの身体が、信じられない程の速度で動き、
セルリアンの回した腕のようなものを、当たる寸前で回避した。
以下略



33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:55:20.68 ID:IGI5MSXZ0

「………っ、はぁ、はぁ………っ!!」

しかし、疲弊までは誤魔化せなかった。
野生開放というのは、一時的に身体能力をブーストさせるようなもので、そう長くは、続かないのかもしれない。
以下略



34:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:56:33.42 ID:IGI5MSXZ0

「………っ!!!」

突然、フェネックの手が止まった。
慣れない野生開放を使ったのだ。
以下略



35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:57:48.42 ID:IGI5MSXZ0

――――――――――


『ご、ごめんなのだ!フェネックの事、見捨てるつもりはなくて………』
以下略



36:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 17:59:23.22 ID:IGI5MSXZ0

「………」

「うぅ、フェネック、フェネックううぅ………!
目を、覚まして、欲しいのだ………
以下略



37:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 18:01:06.82 ID:IGI5MSXZ0

「はいよー」

「えっ………?」

以下略



38:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 18:02:14.35 ID:IGI5MSXZ0

「ご、ごめんなさいなのだ………
私、フェネックの事を考えもせずに、また一人で突っ走って、
気付いたら、フェネックがっ、いなくて、私、急いで戻ったのだ………」

以下略



39:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 18:03:57.50 ID:IGI5MSXZ0
「あはは、それに関しては私も賭けだったんだけどねー。
………ありがとー。 予想通り、うまくいったみたいで」

「うまく………いった、のだ?」

以下略



40:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 18:05:10.84 ID:IGI5MSXZ0

………本当は、怖くて仕方がなかった。私は芯が臆病な性格だから。
でも、臆病だったからこそ………アライさんに追いつく前に、アライさんの事を信じて、より確実な手段をとれた。
セルリアンに飲み込まれる時、さほど恐怖を感じなかったのは………アライさんのおかげだった。

以下略



41:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/04(火) 18:07:02.98 ID:IGI5MSXZ0

アライさんの背中に乗っかりながら見る風景は、いつもより少しだけ違った。
………アライさんのぬくもりが、伝わって来る。
いつもみたいに、アライさんの近くだと、恐怖を忘れられるんだけど………
それだけではない、なんだろう、この、安心感。
以下略



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