過去ログ - 翔鶴「林檎のような提督」
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21: ◆MNMy.fqCRg[saga]
2017/04/06(木) 23:17:36.91 ID:Uu8+roGvO
そして数か月が経過した
翔鶴は未だに提督の秘書艦のままだった。
しかし翔鶴は提督といて、つまらないと感じることは一切無くなった。
むしろどうでもいい事でも翔鶴には面白く感じた。

提督「さーてと、じゃあ僕は出かけてくるね。仕事をよろしくね」

翔鶴「はい、行ってらっしゃいませ」ニコッ

提督は月に一回出かけることがある。二時間程で帰ってくるが誰も行き先を知らない
帰ってきた時にアルコールの匂いが服に付いてくる時がある。噂ではリンゴウウィスキーを作っているという
以外にこの提督ならありえそうだが

翔鶴「さて、仕事に取り組みましょ」


翔鶴が書類仕事してかれこれ二時間経過した。
提督と比べ、量は少ないが着々とこなしていく

翔鶴「あら? これハンコが必要な書類だわ、確かここら辺に・・・」ガソゴソ

提督の机の棚をまさぐり、ハンコを探す
出かけて行く時だけ提督から勝手に棚を開けることが許される。
さすがに署名が必要な書類には許可は降りない


翔鶴「この写真は何でしょう?」ピラッ

探している内に一枚の写真が底に埋もれていた。
好青年が少女を肩車して樹に実っているリンゴを取ろうとしている写真だ。
一見兄妹のようにも見えるも提督に妹がいる話など聞いていない、むしろ一人っ子のようだ。

翔鶴「裏に何か書かれてますね、2008年4月5日・・・俺と大鳳のリンゴ狩り?」

俺とは提督のことを指すだろう
だがここの鎮守府に在籍している艦娘には大鳳は居ない

翔鶴「・・・以外とイケメンですね提督、にしても大鳳とは誰でしょう?」

あの提督の素顔を知れてやや驚いた翔鶴はこの写真を脳裏に焼き付け、元あった所に戻す
間もなくして提督は帰ってきた。
そして二人は何事もなかったかのように職務時間だけが過ぎてゆく


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