過去ログ - 【モバマスSS】あやかし事務所のアイドルさん 前日譚〜肇編〜
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/05(水) 19:54:56.43 ID:JWTDXWKg0
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「あの時そんなことをされていたのか…いたいけな少年になんてことを」

「す、すみません、あの頃の私は人間不信を拗らせていましたから…」

プロデューサーのジト目に肇が慌てていると、文香から助け舟が出されました。

「プロデューサーさんの抵抗力はその頃から既に在ったのですね」

「え、ええ、そうですね。結界は効果がありませんでしたし、暗示や催眠などもほとんど効きませんでした。耳はちゃんと隠せていたので変化を見抜くことは出来ないようでしたね。色々と実験を重ねた結果、プロデューサーさんに状態異常を与えるような妖術は無効化されることが分かりました」

「おい実験って言ったか今」

「あ…コホン、検証した結果、ですね」

「言い換えても同じだ。となると、何度か見かけた人魂も肇が出していたのか。トイレが家の外にあったから、夜に行くのは滅茶苦茶怖かったんだぞ」

「あ、それは私ではないです。私は紗枝ちゃん達ほど妖術が上手くないですし、特に火の術は苦手なので」

「…え、じゃああれは本物だったのか…?」

「その……私たちのような妖怪がいるのですから、人魂や幽霊などが存在していても別におかしくないのでは?」

「おかしくないというか、実在しますよね」

「マジか…マジかぁ…」

なぜかショックを受けているプロデューサーのことはそっとしておいてあげることにしました。

「それではお話の続きを聞かせていただけますか?」

文香の期待に溢れた眼差しに苦笑しつつ、肇は昔話の続きを語り出しました。


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