過去ログ - 【艦これ】舞風がすこし変だな…【地の文多め】
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2017/04/07(金) 22:53:41.49 ID:cmV4pXci0

―――執務室

「気晴らし?」

「そう。気晴らしっ。寂しい時は、気晴らしがいいんだって」

「うーん。そんなに気をつかって貰わなくてもいいんだけど…」

舞風ちゃんは、アトミラールさんと一緒に執務室でテレビを見ていた。
見た感じでは、もうあんまり気にしてないのかなーって思ったり、
おせっかいだったかもって思ったんだけど、
今度はアトミラールさんが助け舟を出してくれた。

『いいんじゃないか? 折角のご好意だ。近場に遊びに行くくらいだったら…』

さっすがアトミラールさん。話が分かってくれる。
舞風ちゃんも、アトミラールさんが言うんだったらって言って何かしたいことを考えてくれていた。

「あ、それだったら“あれ”やってみたい♪」

そして、思い出したって言いながらテレビを指差した。
映っていたのはテレビのCMで…なんのコマーシャルなのかは分からなかったけど、
無重力っぽい空間の中で思い思いに色んなことをしてる人たちが映っていた…。

「これ、飛行機で急降下して無重力になってるところで撮影したんだって」

「へぇ〜…」

飛行機で無重力かぁ…。
面白そうだけど、大丈夫なのだろうか。私、船だから空は飛んだことないし…。
遠出の外出だからアトミラールさんの許可とかいりそうだったし…。

「実際は数分もない時間らしいんだけど、ここで踊れたら楽しいかなって。
プリンツさんも一緒にっ♪ ね、提督♪」

…っと、いけないいけない。
舞風ちゃんを励ますつもりが、なんか私の方が励まされちゃっている。
…うん。ちょっとでも面白そうって思うんだったら、やってみよう。

レッツ無重力Dancing!!
アトミラールさんも、なんだか話を勝手に進めちゃってるけど、舞風ちゃんの為だし。
きっとオーケーしてくれるよねっ。

『…遠出だから、妙高と加賀の許可が下りたらな。今週のボーキサイト採掘のノルマが、まだ終わってないんだ…』

「ぁ…」

ここで、最初の壁が立ちはだかる。
妙高さんはともかく、加賀さんは……えーいっ!やる前から落ち込んでなんかいられないっ。
これも舞風ちゃんのためなんだからっ。
私は、アトミラールさんが外出してもいいように加賀さんに許可を貰いにいくことにした。
当たって砕けろっていうこの国の精神である。


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