10: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 00:57:52.30 ID:8HNS0smMo
2階建てのアパートで新築同様の物件の割には
下の住人は疲れ切ったサラリーマンだったな、と思いながらも
お隣の部屋に行く。
11: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 00:58:44.13 ID:8HNS0smMo
「あら、あなた達がお隣来たカップル?」
打ち合わせでは女性が隣の場合は防犯の都合上、
12: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 00:59:21.75 ID:8HNS0smMo
「あらぁ〜そうなの〜〜」
「まだ彼女も若いので防犯上、女性の方には本当のことを言ってありますが
下の階に住んでいらっしゃる男性の方には私のような男と同棲をしていることに
13: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 00:59:58.20 ID:8HNS0smMo
おばちゃんは最後に私に
「何か困ったことがあったら、
なーんでもおばちゃんに相談してね!
14: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 01:00:48.10 ID:8HNS0smMo
「邪魔なんですけど。荷物も開けなきゃいけないし」
「良かったな隣のおばちゃんがいい人そうで」
15: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 01:01:15.14 ID:8HNS0smMo
新生活も始まるこの季節にはいい引越しをしたな、
と自分でも思いながら荷物を開けていく。
16: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 01:02:26.43 ID:8HNS0smMo
17: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 01:02:57.77 ID:8HNS0smMo
「そう……」
「いつもはお母さんがご飯作ってて、
お父さんが会社行く支度でバタバタしてて
18: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 01:03:33.44 ID:8HNS0smMo
時刻は夕方。陽が落ちかけた頃。
一日レッスンだった今日は最高に疲れた。
家に着く頃にはお腹空いたなぁ……なんて考えながらいた。
19: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 01:04:05.18 ID:8HNS0smMo
「あら、こんばんは」
「あ、おばさん。こんばんは。あ、ごめんなさいおばさんだなんて……」
20: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/04/06(木) 01:04:47.54 ID:8HNS0smMo
私は疲れ切った顔を精一杯アイドルモードまで引き上げて笑顔で対応する。
そうか、プロデューサーもいつもこうやって仕事の時愛想笑いするのか。
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