43:塩[saga]
2017/04/07(金) 16:16:22.20 ID:+HOVsjXs0
最原(翌日から更に激しさを増した虐めが繰り広げられた。皆が皆、自分の思う方法で僕を嬲り始めたんだ)
最原(百田くんと星くんは一番分かり易い方法、直接的な暴力で僕を苛めた。殴られ、蹴られ、時には物をぶつけられながら、僕は必死に二人の説得を試みたけど、二人は聞く耳を持ってはくれなかった)
最原(東条さんと王馬くんは日々の生活の中で逃れ様の無い方法で僕を痛ぶった。毎食の食事はもはや食べ物とは言えないものが出てきた。泥のジュース、ゴキブリのサラダ、腐った食材の合わせ物……それを上手く誘導し、僕に食べさせることが王馬くんの手口だった)
最原(茶柱さんと夢野さんは二人で僕の肉体と精神を責めてきた。茶柱さんの合気道で関節を外され動けなくなったところで、夢野さんがマジックに使う小道具で僕を責める。ピラニアの水槽の中に落とされそうになった時は、半狂乱で泣き叫んでしまった)
最原(アンジーさんと天海くんは僕の弱い部分……傷つけられて痛い部分を的確に責めてきた。爪を剥がされ、歯を抜かれ、傷口になった部分を弄り回す……苦悶と痛みに泣き叫びながら、僕は二人が正気になってくれる事を願った)
最原(入間さんと春川さんは自分の才能をフルに使った責めをしてきた。僕を苦しめるための装置を作り、それを使って楽しむ。かつて学んだ拷問技術を使って僕を苦しめ、それを嘲笑う。痛みよりも二人に苦しめられることへの悲しみで僕は涙を流した)
最原(そして赤松さんは、僕の事を徹底的に粗末に扱った。苦しむ僕を無視して笑い、傷ついた僕の体と心を踏み躙った)
最原(日々の責め苦を前にして、僕は心をすり減らしていった。それでも必死に耐え続けたのは、僕を支えてくれる三人がいた事と、また皆で笑って過ごせる日が来ると信じていたからだ)
最原(……でも、そんな僕の心をへし折る出来事が、七日目に起きてしまう……)
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