過去ログ - 二宮飛鳥 VS 電動マッサージ機
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9:名無しNIPPER[saga]
2017/04/07(金) 21:46:47.34 ID:YKhzWS1w0
飛鳥は電動マッサージ機を掲げ、しばらくの間、高らかに笑っていた。
しかし、その歓喜が収まると、物憂げな視線で俺を見つめた。
飛鳥「…キミのくれたものは、なかなかに刺激的だね。だが、今のボクにはこれは必要ないみたいだ」
P「…それは何故だ?」
飛鳥「ボクは…、今は、君のアイドルだ。キミの創るセカイに、これは必要ないのさ」
飛鳥は未練の欠片すらなく、無造作に電動マッサージ機を俺の机の上に置いた。
ゴトリと電動マッサージ機が寂しげな音を鳴らす。
飛鳥「かつてのボクなら、喜んでこれの力を振るっただろう。退屈な世界に風穴を開けるチャンスだからね。でも、今はそんな気持ちは湧き上がってこないんだ。どうやら、ボクの心はどこかの誰かさんによって書き換えられてしまったみたいだ…。ふふっ、それは誰のことだろうね?」
飛鳥の吸い込まれるように綺麗な瞳が、俺に微笑んでいる。
P「飛鳥っ…!」
俺は感極まって、彼女の手を取った。
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