過去ログ - 魔王「来たか勇者」勇者「お、おにいちゃん・・・?」
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/04/07(金) 23:15:57.01 ID:TUW2ZJ1r0
勇者「村のみんなの鮮血に染まっていくお兄ちゃんが美しく見えた・・・それから血を見るたびにあの時のことを思い出してニヤケちゃうんだ・・・」

今も勇者の口角は上がっている。

賢者「・・・勇者が極端に血を恐れるのはトラウマからではなく、その表情を見せないため・・・」

魔王「まあ、小娘がなに思おうと俺には知ったことじゃない。今までの勇者様ご一行と同じで排除するだけだ。」

魔王は水の結界を破壊し、2人の元に歩いていく。

賢者「逃げましょう、勇者。この状態では不利です。」

勇者「・・・ボクは逃げないよ・・・」

賢者「え?何を言って・・・」

勇者は立ち上がる。

勇者「理由は何であれ、ボクは勇者の血族。魔王を倒すのがボクの使命。逃げるんだったら賢者、1人で逃げて・・・ここで逃げても誰も責め

ないよ・・・」

賢者「勇者・・・すいません、弱気になっていました。もちろん私は逃げ・・・」

魔王は賢者を殴り飛ばす。賢者は壁にぶつかり動けなくなってしまった。

勇者「賢者・・・戦士・・・盗賊・・・」

魔王「弱いな。お前の言うとおり、お前らは俺には勝てない。」

勇者「そんな事は無い・・・おにいちゃん、なんでボクが魔王討伐隊に選ばれたと思う?」

魔王「人材不足だろ。結構倒したしな。」

勇者「それももちろんあるかもしれない。でもね、ボクには本家の勇者にも出来ないこの魔法が仕えるからだよ!」

勇者は右掌を天に向け呪文を唱える。すると空に黒雲が集まり勇者の人差し指に雷が落ちる。

勇者に落ちた雷は勇者に帯電した。


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