48:名無しNIPPER[saga]
2017/04/09(日) 18:36:21.13 ID:zqrC0qNO0
4月28日(木)
運営サークルの飲み会に行った。
想像以上に楽しかった。
話の合う女の子もいた。
居酒屋の雰囲気で頬が赤くなっていたので、"りんごちゃんじゃん"とつい気持ち悪いセリフを言ってしまったが、ニッコリ笑ってくれた。
どうしてどこののサークルにも入らないのかみんなに聞かれた。
そういやどうして俺サークル入らないんだろう。
入ってもいいよね?運営サークル入っちゃおうかな。
21時。
帰り道、ぽかぽかした気分で、みんなに別れを告げて、ひとりになった。
男「……俺は何がしたいんだ」
大学の図書館に入った。
男「俺は受験勉強しなくちゃいけないんだろ」
カバンを探ったが、勉強道具を持ってこなかったことにそのときになって気付いた。
男「何やってんだよ」
気付いたら、あっという間に18年間終わってしまった。
10年前の幼い自分と今の自分は何かが決定的に変わっているだろうか。
1つだけ変わったとしたら、今は自分という存在が特別でもなんでもなく、ただの一般人なんだということに気付いたということだけ。
主人公でもなんでもない。脇役にすらなってない。物語にすら参加していない。
男「飲み会では楽しい顔して、ヘラヘラして」
男「じゃあねって言った後は、一人で図書館に行って、高学歴目指して勉強しようとする」
男「仮面浪人であることは、不誠実で、不正直なのだろうか。ちゃんと周囲に告げるべきなんだろうか」
男「ばらした仮面浪人って、もはや仮面被ってないとは思うけど」
男「仮面浪人の仮面って、何を隠してる仮面なんだ」
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