過去ログ - 走れアカネ
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11: ◆WlH5kArGpE[sage]
2017/04/08(土) 22:13:28.02 ID:8f+Rtbzdo
茜「私はユッコちゃんを欺きました! 中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事です! ああ、もうどうでもいいです。これが私の定まった運命なのかも知れません! ユッコちゃん、許してください。ユッコちゃんはいつでも私を信じてくれました」 

卯月「茜ちゃんとユッコちゃんは、本当に良い友達だったんですね」 

茜「いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿した事はありませんでした! 今だって、ユッコちゃんは私を無心に待っているでしょう! ああ、待っているでしょう! ありがとうございますユッコちゃん! それを思えばたまりません! 」 

茜「友と友の間の信実は、この世で一番誇るべき宝です! 卯月ちゃん、私は走りました! ユッコちゃんを欺くつもりはみじんもありませんでした!」 

卯月「信じてくれますよ! 茜ちゃんは急ぎに急いでここまで来ました! 階段を綺麗にして、きらりちゃん達からもするりと抜けて一気に廊下を駆け抜けて来たじゃないですか! 茜ちゃんだから、出来たんですよ! この上まだ茜ちゃんに望む事なんてありません!」 

茜「ああ、もう放って置いてください。どうでもいいんです。私は負けました。だらしがありません。専務は私に、どうせ無理だ、と言いました。やれるならやってみろ、と」 

茜「私は専務の卑劣を憎みました。だけど今になってみると、私は専務の言うままになっています。私は、遅れていくでしょう。専務は、ひとり合点して私を笑い、そうして事もなく私をクビにするでしょう。そうなったら、私は、死ぬよりも辛いです」 

茜「私は、永遠に裏切り者です。芸能界で最も、不名誉の人種です。ユッコちゃん、私は辞めます。ユッコちゃんと一緒に辞めさせてください。ユッコちゃんだけは私を信じてくれるに違いありません。いえ、それも私の独りよがりでしょうか?」


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