過去ログ - 夢野「強くてニューゲーム……ってウチなのか?」『ダンガンロンパV3』
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729:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:09:42.62 ID:bxKiiV0r0
止めた季莉を心配し、榊原賢吾(男子七番)が声を掛けてきた。
季莉は首を横に振った。
木戸健太(男子六番)に撃たれた傷は確かに痛いのだけれど、そんなことは大した問題ではなかった。
錬を失った痛


730:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:10:10.33 ID:bxKiiV0r0
前に向き直り、前方を歩く鷹城雪美(女子九番)の背中を見つめた。
どうして、雪美は、錬をたった一人で行かせたのだろう。
そして、どうしてそれを雪美は教えてくれなかったのだろう。

錬が一人で健太と上野原咲良(女子二番)のところへ向


731:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:10:49.52 ID:bxKiiV0r0
別のことで頭がいっぱいだった。
そう、親友の水田早稀(女子十八番)の死だ。

『日比野君と水田さんはリーダーの奈良橋さんの死亡で首輪が爆発したで。
 もうこれで注意3回目やで、みんなマジで気ぃ付けてな!』
以下略



732:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:11:33.30 ID:bxKiiV0r0
委員長の奈良橋智子(女子十一番)――委員長職は、季莉や星崎かれん(女子十六番)が無理やり押し付けたのだけれど――の最期に、季莉は関わっていた。
いや、関わる気などなかったのだけれど。

遊び人で有名で季莉の友人にもその被害にあった者もいる芥川雅哉(男子二番)。
その雅哉が智子のことを本当に大切にしていて、本当に護ろうとしている姿に感銘を受け、こんなことを言える立場ではないのだけれど、雅哉の分も智
以下略



733:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:12:01.68 ID:bxKiiV0r0
後間もない時に、戦う意思がないことを教室内で宣言していた城ヶ崎麗(男子十番)らを見つけると、躊躇いを見せずに[ピーーー]よう言った。
友人であるはずの佐伯華那(女子七番)の口からは、雪美が、普段一緒にいた華那たちの誰一人として友人と思っていないことを聞いていた。
それどころか、雪美を誰より慕っていた室町古都美(女子十八番)のことを、いとも簡単に絶望させた。


734:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:13:27.60 ID:bxKiiV0r0
脅威になるのは高須撫子(女子十番)程度だし、それ以上に、錬のところへ戻りたかった。
雪美には「錬を連れて行って」と言ったけれども、それが不可能であること


735:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:14:31.15 ID:bxKiiV0r0
ある平屋の中に潜伏していた芳野利央(男子十九番)の耳にも、先程の放送は届いていた。

あの、城ヶ崎麗(男子十番)の名前が呼ばれた。

衝撃だった。
以下略



736:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:14:57.11 ID:bxKiiV0r0
あの城ヶ崎でも…死ぬんだね…」

利央と同じ7班のメンバー、阪本遼子(女子八番)もそう呟いていた。
言葉にはしていなかったが、蓮井未久(女子十三番)も同様の感想を抱いていたようだった。
利央や遼子や未久だけでなく、他のクラスメイトたちも少しはそのように感じたのではないだろうか――麗には、そう感じさせる何かがあった。


737:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:15:45.55 ID:bxKiiV0r0
脳裏に深く刻まれていた。
麗と同じ時に名前を呼ばれた、平野南海(女子十四番)の最期の姿も、網膜にしっかりと焼きつき、目を閉じても離れることはない。

南海は狂っていた。
どれだけ呼びかけても、何一つ聞き入れてはくれなかっ


738:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 17:16:51.72 ID:bxKiiV0r0
である木戸健太(男子六番)・朝比奈紗羅(女子一番)・鳴神もみじ(女子十二番)の名前も


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