過去ログ - 千歌「――私はある日、恋をした。」
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36: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/04/09(日) 13:34:58.71 ID:kLIl0PWso


    *    *    *





千歌「ど、どうでしょうか――」


お昼休み、目の前でダイヤさんがチカお手製プリンを味わっていた。


ダイヤ「……おいしい」


ダイヤさんは口から零れるようにそう言った


ダイヤ「とてもおいしいですわ……!!……これ、本当に千歌さんが作ったんですの……!?」

千歌「は、はいっ」

ダイヤ「まるでお店売っているプリン……いや、それよりも断然おいしい……」


やった……!!ダイヤさんがおいしそうにプリンを頬張る姿にガッツポーズしたくなる


ダイヤ「これ……もしかしてお抹茶が入ってますの……?」

千歌「あ、はいっ!……ダイヤさん抹茶も好きだから、抹茶プリンにしたらおいしいかなって……」

ダイヤ「ホントに……ホントにおいしいですわ……」


少し手を加えて抹茶プリンにしたことも気付いてくれた。

ああ……料理を誰かに食べてもらって、感想を言ってもらうのってこんなに嬉しいんだ……知らなかったよ……

――ましてや好きな人に言われたら……舞い上がるほど嬉しいんだね……///


ダイヤ「千歌さん……」

千歌「……あ、な、なんですか……?///」


舞い上がった思考がダイヤさんの声で我に帰る


ダイヤ「……本当に……いつも、ありがとう……」


その声音も……表情も……いままで見たことないくらい優しくって……綺麗で……



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