過去ログ - 千歌「――私はある日、恋をした。」
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71: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/04/09(日) 13:52:10.69 ID:kLIl0PWso


    *    *    *





「――ええ……ええ……わかってますわ……。……わたくしも……大好きですわ……おやすみなさい……」


壁越しにお姉ちゃんの声が聞こえる。

お部屋が1階のお姉ちゃんは最近この時間になると2階の廊下で誰かとお電話をしています。

まあ、えっと……その……勘の鈍いルビィでもさすがにわかります……。

お姉ちゃん、恋人が出来たんだなって。

そして、その相手は……きっと千歌ちゃんだと思う。


ルビィ「言ったほうがいいのかな……」


なんで、わざわざ2階に来るのかはなんとなくわかってるし……

――と思ってたら。


「失礼します」


襖越しにお姉ちゃんが声を掛けてきた。


ルビィ「あ、ど、どうぞ」


返事をすると襖が開かれる。


ダイヤ「……ルビィ、遅くにごめんなさい」

ルビィ「あ、ううん……」

ダイヤ「……その……ルビィにはちゃんと言っておこうかなと……」


お姉ちゃんが改まる


ルビィ「……千歌ちゃんとのこと?」

ダイヤ「……まあ、さすがに気付きますわよね……」




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