過去ログ - 佐久間まゆ「たった一つの光、願い込めて」
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16:名無しNIPPER
2017/04/09(日) 16:40:26.80 ID:ltgFqpYMo
 こうして素直に心情を吐露すれば、立派な社会人である彼なら、私を嫌ってくれただろう。

 君の想いに応えることはできない、と、やんわりと私を拒絶してくれたのだろう。私の初恋は、緩やかに終わりを迎えたのだろう。

 だが、私はそうできなかった。

 彼に嫌われるのが怖かったから。

 彼に嫌われることを望んで、彼に嫌われることを恐れて。

 つくづく面倒くさい女だと、私はまた冷静に自らを嘲った。

「まゆ」

 プロデューサーの声に、私の肩はびくりと跳ねる。



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