182: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/29(月) 04:21:08.98 ID:K08K4Lpc0
「…ではな、しばらくは気をつけてな」
ここにいるすべての人間は、屋上に集まっていた。放浪者達の見送りの為だ。彼が来てから少ししか経っていないように思えるが、もうまもなくで、1日が経過しようとしている。
フロートボードの上に、放浪者、エコー、フェアリーの順で乗っていて、放浪者とエコーはアクシデント時に備えて腰と腰をロープで結んでいる。バレットパレードの任務の終了は、まだ真の意味で終えていない。WWPに気取られず、『無事』に戻る。それが出来てこそ、この任務は完璧な遂行となる。それが分かっている放浪者に、いつも通り気を抜いた様子はない。
窮地を救った英雄は、いつも通りの様子で飛び立っていった。また、惨劇後の日々が戻ってくるように感じられる。しかしまだ、この戦いの余波は残っている。ここまでのお膳立てをしてくれたことを、水泡に帰す訳にはいかない。
その思いを胸に、DJフレンドは全員に戻って身体を休めるよう、指示した。
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