過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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229: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/06/09(金) 03:24:57.88 ID:iaItqdz50
予期していた事態だったが、DJフレンドのいる工場地帯に新たなWWPの部隊が派遣されてきた。人数は前に比べれば多くはないが、明らかに重武装されているのと戦闘ヘリの姿もあった。幸いなのは、光線があった地域を調べているだけで、大々的に交戦相手を探している様子はないということだった。

DJフレンド達は隠れアジトから確認できる範囲から、WWPを偵察している。しかし、相当な部隊が処理されたというのに数日もせずそれに近い戦力を送ってくる。元々強大な勢力だと認識はしているが、それでも拠点やレジスタンスと言った勢力からは敵対されている。

レジスタンスは知らないが、少なくてもこれまで気づかれずに拠点や放浪者絡みでWWPの部隊が壊滅に追いやられた情報はいくつかある。その上で、この状態を維持できるというのは、やはりHP(ホムンクルス計画)があってこそなのか。

愚痴交じりにこぼすフレンドのその内容に、西村は「人間がすることやおまへん…」と嫌悪感を露わにしていた。

放浪者が処理した兵士達は、疾病対策としてすでに処置を終わらせていて、回収可能なものも全て隠れアジトに運び込みは終わっている。更に言えば、WIPに関する情報は全て研究所でバックアップを取った後、全て情報は消し去っている。ある種のもぬけの殻状態だった。

交戦から間を置かずにこの部隊がきていれば、それこそ徹底して敵対する生存者を見つけ出そうとしただろう。どのような判断で今時点でこちらに来たのかはわからないが、好都合なのは間違いなかった。

後はこの嵐が何事もなく過ぎ去るのを、DJフレンド達は待つしかない。


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