249: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/06/21(水) 03:18:42.14 ID:dYGpou9Q0
「それで、どうする気ですかストーク」
いつものアジトで、アイビスは彼に回答を求めた。彼女が聞きたいのは、千護とロバートの2人についてだ。少なくともレジスタンスとしては、千護の持つ戦闘能力、ロバートの持つ研究可能な知識、どちらも貴重なものだ。千護と気が合わないということを、彼女として置いておけばだが。
「どうするもこうするも、仲間ってことでいいんじゃないか?」
「ストーク、やはりあなたは馬鹿ですか? いい加減2人のことを組織に黙っているのは、難しいと言っているのです」
レジスタンスが創設されたのは、WWPへの対抗。元であり、彼の意思であった訳ではないが、ロバートはWWPのメンバーであったという事実が、報告を遅らせていた理由だった。すでに、2人と接触した時点でレジスタンスにその事は報告しているが、詳細な情報はまだわからないと結論は出していなかったのだ。
「ただの協力者って訳にはいかないか?」
「既に千護は元防衛軍兵士、ロバートは怪しい研究者風の男と伝えています。このまま黙っているのは、ここの活動に関して良い心証は得られない訳がありません」
考えてなかったわけではないが、ストークはその部分をどうすべきか、しばし思案した。
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