過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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266: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/07/02(日) 02:19:10.04 ID:p5BJw9Cj0
3人の前方には横転している大型トラックがある。道路中央からやや右寄りにあり、貨物部分が後ろに運転席が前で斜めに倒れている状態だ。そのトラックから姿を現したのは、褐色肌に長髪の赤い目をした人間。それぞれ剣と盾を持ち、明らかにこちらを待っていた様子だった。

「あれー、この間のゾンビさんに似てるなー」

のんびりとした様子で、フェアリーは額に手のひらを合わせ相手を見る。それとは対照的に、藍も戦闘形体に変わり放浪者は当の昔に準備が出来ている。それを待っていたかのように相手、ソードマンが剣をこちらに付きつける。その動作は戦闘開始を知らせる合図代わりのように、貨物の扉が開け放たれ変異体が飛び出してくる。

コールゾンビが高音を発し、ゴーレムゾンビが前衛の壁として歩み寄り、後続としてマッスルゾンビが迫る。その間からジャンピングゾンビとクローゾンビが飛び出してくる混成部隊。通常ではありえない、変異体ばかりの集団。それと対峙することは、攻撃を行うという事前準備でもなければ、限りなく死に近いものだ。

それを迎え撃つのは、人間離れした技量を持つ生存者、驚異的な肉体構造を持つホムンクルス、単純故に凶悪な力を持つ超能力者の、たった3人。


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