過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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400: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/08/28(月) 17:16:16.32 ID:zF9F496A0
ビルの合間を、フロートボードが縫い飛ぶ。ゾンビや変異体の姿は見えない。まるで誘うようだと思い、わずかに光に照らされたそれを、ウェーブソード・デュエルにて斬り払った。

斬った感覚からして、ロープかワイヤーか。恐らく自分が単独で投入することは、想定済みだったのだろう。更にその先には、多数のモンキーゾンビが何もない空中を移動してきていた。夜の明るさで見えないが、今斬ったものを伝っているのだろう。

1体、2体と合わせたようにモンキーゾンビが放浪者へ向かって突撃する。モンキーゾンビが仕掛けてきているのは、7回程度の高さからだ。下に何かなければ、モンキーゾンビであってもただで済む高さではない。やや変異体の中で知能があると思われている存在が、躊躇なく仕掛けてきているのは、それはキングの支配下からだ。

移動する経路上の線は全て断ち斬り、モンキーゾンビの突撃は回避する。ゾンビの処理がメンバーの安全を確保できる方法だが、設置された線はフロートボードでの移動に伴う危険性、という部分もある。しかし、素早く移動できることで奇襲、布陣を整えられることによる、メンバーの危険性を下げることが優先された。

この単騎による突撃は、すべてはメンバーの安全の為に。全ての危険を飲み込み、望む結果を得る。その事に何ら、変わりはない。


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