過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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463: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/10/13(金) 00:09:16.90 ID:gZOA77LV0
駆ける装甲車は、見かけたジープを目標に移動を開始した。スピードを上げた車両は、瓦礫で荒れた道で時折大きく揺れ、そのたびに社長は課長に商品が悪くなると小言を挟む。課長はそれに顔色を変えることはないが、面倒くさそうに少しため息が聞こえない程度に漏れた。

平の機関銃が音を上げ、装甲車は大きく右にカーブする。商品も押し付けられたが、社長は何も言わずに上部の蓋を開けて身を乗り出した。先ほどまでは確認していなかった、ゾンビの群れと変異体のマッスルゾンビが何体か。

社長も素早くマシンガン取り出して応戦する。エリア外でうまく活動できていたつもりだったが、こうも移動先容易く抑えられたなら、パラノイアの感知内に入っていたのだろう。

「やれやれ、これじゃあ思ったより貢献できそうにありませんかねぇ?」

撃ちきったマガジンを取り換えて、やれやれと社長は次の目標に狙いを定めて引き金を絞る。2人の分の火線は群れを近づけないのに十分だったが、大きな肉体を持つマッスルゾンビは当然、進攻ルート防ぐのにも、そして装甲車にダメージを与えかねない脅威として障害でしかなかった。


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