508: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/11/24(金) 02:04:11.01 ID:rA/lme1m0
集めた兵士達はまだ、潤沢とも言えるほどに存在はしている。それでも、出来ることには限界があった。指揮下にいる以上、高度な連携は取れるとしても、兵士達そのものに出来ることは決まっている。効率の良い戦いそのものの限界。
それさえ考えなければ、物量に任せた力押しを続けて内部にいる敵を排除することはできるだろう。だが、それさえも奴の策だとするなら、その思慮の深さに奥が見えない。
無理を押して討伐しに来ると言う予想は外れ、散発的な攻撃を加えては去っていく。しかも、行き当たりばったりではなく、殺された兵士の多くは力ある英雄達であり、そのことは確実に意図的だった。
そして、自分を処理するということへの意識に、全くのブレは存在していなかった。
不在の間に誰かしらを討伐しておきたかったという思いが叶わず、今の最悪さも相まって苛立ちだけが募っていく。そして、それをぶつける意味合いで、補助に感知範囲を広げ入り次第共有するように指示を飛ばす。
奴がもう間もなく戻ることには確信がある。すべきなのは、奴を含めて予期しない作戦を実行して、全滅に至るための流れを生み出すことだった。
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