58: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/21(金) 21:06:40.69 ID:8XMKiyFm0
「…皆はここにいてくれ。エコーも出入り口付近で、情報提供者の位置を確認したら、ここに戻ってくれ。逐一の連絡は携帯を介す、質問は?」
普段使っている地下道の休憩室と思われる一室、そこに放浪者、DJフレンド、フェアリー、エコーの4名がいた。作戦はシンプルなものだ、放浪者はWWPに見つからないよう情報提供者達に接触し、その後この休憩室で会合を設ける。
隠密行動を得意とする放浪者とはいえ、他の人間を連れてとなればその特技は生かせない。問題は、休憩室までの戻り道がどうなるかという部分だろう。
「話した通り、未明になれば戻るから、放浪者も見つからなければ、素直に戻ってね」
「…考えておく。では悪いがエコー、ついてきてくれ」
検討しているかは怪しい様子で、放浪者はエコーを連れて出ていった。休憩室に残されたのは、天井に張り付いて距離を取るフェアリーと、真剣な眼差しで携帯を持つフレンドだけになった。
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