過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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608: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/01/20(土) 15:55:50.44 ID:F7pWUeGA0
準備を整えた工作班はバリケード内部に突入を開始した。期せずして、拠点の勢力はほぼその場所へと集まっている。それぞれの班は、任務の進捗以外に詳しい状況の説明はしていない。にも拘らず、それは導かれているようにも思える。彼等に、そんな考えなど微塵もないだろう。

もちろんそんな状況を知らない工作班は、新たに向けられたゾンビの群れに対処しながら侵攻を続ける。前方は山中、林道。中央に井門、西切、エコー。その左側に行商の装甲車、右側にEVEが盾として配置。後方はジープを運転する佐田と、後方確認の一ノ瀬。残りの小間城、風虎、フェアリーは遊撃として動く。

内部に入ってからの攻撃は、バリケード破壊時よりも苛烈になっていくが、どこか手ぬるさも感じられた。言うならばそう、集中を欠いているような状況だ。

山中に想像できるのは、強襲班がパラノイアを追いつめている可能性だけだった。自身が安全な状態であれば、各地で起こっている戦いだけに全てを注ぎ込める。しかし、危険な状態が迫ればそうはいかない。

あと1つ考えられるとするなら、その想定をして踏み込んでくる自分達に対して、危険な何かを用意しているか。


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