過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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634: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/06(火) 19:49:17.83 ID:w2bVecPQ0
「…スラッシャーからの新たな変異。エクスから共有のあったオーガも、マッスルゾンビからの亜種ではないかもしれませんね」

戦いにおける状況の確認と、武装のチェックを兼ねて、工作班は小休止を取っている。その間に山中と井門は、今回の上位種について調べていた。その他のメンバーも、思い思いに武器のチェックや警備を行っている。

その光景を行商の社長が眺めていた。そのきびきびと動く様は、恐らく合流する前から変わっていないだろうと予想できた。そして、つい先ほどまでの戦いぶりを見ても、今まで接触したどの勢力よりも凶悪な力を持っていることを、想像ではなく実感として理解する。

だからこそ、社長の中で純粋にこの戦いの行く末に興味が出てきた。ここまできて、崩壊するのか。あるいは、このまま奇跡的にすべて無事に終わるのか。どちらか、それとも更に想像しない何かになるのかを、見届けたい。

「(たまには、そんな余興に付き合うのもいいかもしれませんねぇ)」

これから先も、どんな隠し玉があるかはわからない。はっきり言うならリスクだけが大きくなっているのはわかっている。好奇心は猫を殺す事にもなりえるだろう。だからこそ、あえて動向を続けることに社長は決めた。


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