過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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650: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/12(月) 02:38:13.07 ID:1VdT/0ou0
放浪者は大型駅に隣接するホテル内部にいた。大型駅の商業施設にいないと、感じたのが理由だ。その事自体に理由は、いつも通りに。あえて言うなら、いつもの勘。

しかし、その上で彼はキング(パラノイア)を追いつめていると、ホテルの中に入って確信を持てた。何故なら、自分に対する抑えきれない怨嗟をひしひしと感じることができるから。それは何も不思議なことは何もない、今までしてきたことが、そのまま答えとして向けられた感情。

ウェーブソード・デュエルを抜き身のまま、階段へ飛び移る。飛び前にいたのはホテルのロビー、真ん中正面に3基のエレベーター、その左横に4階まで続く階段。右手はホテルの出入り口で、後ろの右にフロントと大型駅に直通する出入り口がもう1つ。真ん中には待合にも着ける革張りのソファーとガラス机が何組と、その横に観葉植物がある。

3階部分へ飛び移り、更に着地した柵から飛びあがって、4階部分まで一気に到着する。何度か往復し、先ほどの再突入時に、メンバーや仲間が任務の遂行をしている姿を確認していた。となれば、もう戻ることは許されない。メンバーの安全確保に費やせる時間は無くなり、メンバーの無事を確定する為にキングを討つことが、何より重要なことになる。

ならば、飛ばした1階から3階の間で構えているゾンビと、やりあっている暇はない。


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