689: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/22(木) 02:22:45.78 ID:EKIG7vKR0
『こちら山中、急ぎそちらに向かいます。まだ、ゾンビの群れが規則正しく動く兆候はありませんが、もし、パラノイアを処理出来ていればそちらに集まります。警戒は怠らないように』
「こちら佐原、了解っス。オーガみたいな化け物に、そっちも気をつけテくださいっす」
無線からの連絡は途絶えた。流石に爆発までの規模が起きたのと、明らかにゾンビの群れの指揮系統が乱れたことで、山中は連絡をしたようだが、佐原としてはこのやり取りは大丈夫なのか。少しだけ心配だった。彼からすると、まだパラノイア討伐の報は放浪者からされていないのだ。
少なくとも、あの高音は多分パラノイアだろうとは思っている。そして、爆発も二人の戦いの結果で起きたとも。だとすれば、放浪者が勝ったとも思っている彼としては、放浪者からまだ連絡が来ないことに違和感があった。
「あ、放浪者のサンダーボルト。持ってこれなかったぞ」
「そういえば…」
爆発も収まり、近づくのは危険ではあったが、おおよそサンダーボルトが置かれていた場所の瓦礫を、佐原と錬浄で取り除く。
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