過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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695: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/23(金) 01:10:26.01 ID:ZB+8cnl60
そして、その姿は当たり前のように現した。ハンターにつられて強襲班のメンバーも、爆発した部分に目を向けている。直視していても気づけるかが危ういその人物は、当たり前のように4人の下へと、もちろん歩いて、気付かれず近づいた。

「…佐原、無線はあるか?」

「うわぁ! 兄貴!? びっくりスるっすよ、もう!」

残りのメンバーも、いきなり現れたように感じた放浪者に驚く。ただ一人反応は違ったのは、ハンターだけだった。

「よう、パラノイアは処理しちまったか?」

「…あぁ、パラノイア。キングの処理は確認した。後は全メンバーが無事に拠点へ戻るまでが任務だ」

あの爆発の後、スパイダーウィップを使い、下の階層に窓を突き破って瓦礫を回避した。それから、もう一度戦いの場であった現場に戻った放浪者は、その瓦礫の中にあったゾンビの全ての頭部を破壊し、非常階段から降りてきたということだった。

「放浪者は本当に人間なんだぞ?」

「はん。ホムンクルスが言うってことは相当だな」

その言葉に、ハンターはおかしそうに笑った。


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