過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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792: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/14(水) 21:45:56.72 ID:KtDUPuLi0
「うーん、今日もいい天気だなー」

柳瀬がDJフレンドの下を訪れてから、1週間強経った。それまでの間、彼以外にその例の光を見てここにやってくる生存者はいない。

いろいろとDJフレンド達から話を聞いたりしながら、そのまま滞在し、警備の任務もその代わりとして引き受けている。力自慢や体力自慢というの見た目通りの力もあって、DJフレンド達も助かっていた。

「…うん? 誰かいんな」

そんな彼が、DJフレンドの隠れアジトに戻ろうとした時、何かを見つけた。素早く身を隠し、相手を見る。時期が時期だからか、まだ黒いロングコートを羽織り、ブーツと両手も黒い手袋を着用しているのがわかる。それに、柳瀬は見覚えがあった。

「(おいおいおい、まさか、あいつがなんでこんなとこに…!)」

「5秒以内に出てこないと、撃ち殺すよ。出てくるなら何もしないさ。1、2、3…)」

その言葉がハッタリではないのを知っている柳瀬は慌てて、その生存者が見えるように姿を出した。言葉通り、その生存者は持っていた拳銃を懐に戻した。サングラスのせいで見えないが、表情は一部見えないが、明らかに

「やっぱり、あの光を見てここいらに来たわけか」

「お前が近くに居ると知ってたら、来なかったよ…」

こちらとしては好都合だったよと、取られたサングラスの奥にあった眼は、人間のものではなかった。


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