過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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855: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/31(土) 00:16:17.20 ID:IIqVfXNW0
春になり、気持ちのいい陽光が射すようになった。拠点の畑の作物も、その陽を浴びてすくすくと成長をしている。今日、収穫できる作物を浜村が淡々と籠に入れていく。

「しっかし、あっついわね…」

ビニールハウス内はその日光で温められ、暑さとして感じられる状態だった。これから夏になればこれ以上の温度になる。温度管理が難しくなると彼女は感じていた。

それに合わせて、今使っている畑についてもそろそろ問題が出ている。貰った肥料で補っているが、ずっと作物を作り続ける弊害として、その場所の栄養が徐々になくなってきてしまうことだ。

かと言って、現状すぐに他の場所で畑を作れる場所はない。そうなると拠点事態の拡張もしなければいけないのだが、そうなると途端に拠点内でしなければいけないことの量が大幅に増え、現状の警備組の人数では賄い切るのは難しい。

貴重な食料をちゃんと得られたという喜びは、その事からどこか上の空になるような状況だった。


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