869: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/04/03(火) 15:44:01.62 ID:WPrR5RR/0
「やっぱり、あいつらの目的はディープノアってことか」
「組織からの情報と場所がほぼ一緒だから、間違いないか」
都市に紛れながら、WWPの動向を千護とストークは偵察している。状況から、奇しくもWWPと千護達の目的は同じということだった。このまま真っ直ぐいけば、ディープノアを制するのはWWP。
「だが、確保できてる様子はないな。何か起きてるのか?」
「じゃなけりゃ、逐一戦力の投入なんて馬鹿な真似しねぇだろうさ」
それは言葉を返せば、ディープノアには眠れる。いや、目覚めた厄介な代物がある可能性が高い。あるいは、ただこの都市にあるADSPの類が侵入をまだ防いでいるだけかもしれないが。
「…。万が一にも中入ってロバートが死んだってなりゃあ、あたし達の目的は終わりだ。何があるか、もうちっと調べねぇと」
「コールドスリープ以外の何か、研究内容自体に即危険性がありそうなものは…。わからないな」
いかれたWWP(れんちゅう)のことなんて、わかりないだろと言う言葉が、ストークにとってあまりにも正答に感じられた。
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