過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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904: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/04/15(日) 01:28:42.13 ID:HcbQwAcZ0
放浪者は上空を、フェアリーと共に飛んでいた。大型駅エリアバリケード外の探索は、トラブルもなく順調に進んでいる。好調に進むのが望ましいが、キングの招き寄せたゾンビのおかげでなかなかそうはいかない。

この探索のメインである、上位種がバリケード内から出る前に、破壊したバリケードを改めて設置しなおす為、そこまでの経路確保を行いながら、今のように上空からの上位種の移動がないか偵察をしている。

サポートチームを絡めた監視カメラのチェックも、動作しているものが限られている以上、確実ではない。その為に、直接見るという必要性がある。

「うーん、手がおっきいのいないねー」

「…そうだな」

バリケード内外どちらも偵察はしているが、それらしい姿が見えない。カマイタチならまだしも、巨体のオーガが見当たらないのが、放浪者にとって気がかりだった。

カマイタチは、あの早さと手の刃もあり、恐らく対人相手ではオーガよりも上かもしれない。しかし、あらゆる意味での破壊であれば、それはオーガに軍配が当たる。そのことから、放浪者が最も処理しようと考えているのはオーガなのだが。

「(…まだ、俺達が気付けていない特徴でも、上位種にはあるのか?)」

答えになるようなヒントはないが、放浪者はそんなことを想像した。


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