過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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909:ブレイクタイムでもなく本編に関わりは多分ないと思う幕間  ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/04/16(月) 15:16:47.50 ID:hccjq8Ek0
『強力無比に付きまとう幻想』

閃光、その後に鈍い、というべきか、重い、というべきか。ブゥンという音。その後に火花が散るような音が続く。光が着弾した壁には、焦げた跡が残った。

閃光を放った相手に、閃光が迫った相手、カマイタチが一気に飛びかかる。本能でそれを回避したかはわからないが、危機が迫るのは事実だった。

その脅威の右手の爪が、振りかぶってくる。閃光を放つ、その存在はそれを紙一重で避けながら、左手をカマイタチの腹部に触れると、光が爆ぜた。周囲には一瞬だけ白い光が照らされ、文字通りの小さな破裂音がその後に続く。

そしてその後に動きがあったのは、後方にはじけ飛んだカマイタチが、まるで勢いを反射されたようにそのまま背中から倒れこむ。そして、立ち上がろうとする様子もない。いやむしろ、痙攣していた。

閃光を放つ存在は、腰につけていた十手のようなものを取り出す。十手違うのは、先端の長さが2本とも同じだということだ。そして、バリバリバリと音たてて、その間から光が飛び出してカマイタチに向かって振り下ろした。

少し焼け焦げた臭いの後、カマイタチは真ん中から、それこそ焼き切れていた。

「……どこに」

首を振り、その存在はそれだけ呟いてその場を後にした。


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