34:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:50:13.72 ID:BrXC5Mxj0
百合子「……そうだね、杏奈ちゃん。今度からは杏奈ちゃんは私に言いたいことを言ってくれるのなら……きっとそれは今まで以上に仲良くできるかもしれないね」
百合子(杏奈ちゃんが一人で嫌な思いを抱え込むことも、ないかもしれません)
杏奈「だよね! 杏奈、百合子さんともっと仲良くなりたいって――――」
百合子「でも、私が知りたいのは別のことだから」
杏奈「――――え」
百合子「杏奈ちゃん。きっと、ちょっと前までの杏奈ちゃんは私に言いたいことがあったんだよね?」
百合子「いつからかは、わからないけど。ずっと悩んでたんだよね?」
杏奈「そ、そんなことないよ!」
百合子「私が知りたいのはそれなんだよ、杏奈ちゃん」
杏奈「で、でも。確かに悩んでたかもだけど! ほらっ、杏奈こんなに積極的になったんだよ!? だったら何の問題も――」
百合子「ごめんね杏奈ちゃん」
百合子「私が知ってる――私が仲良くしたいって思ってる杏奈ちゃんはね、アイドルとして頑張るために明るくなるための演技をすることもあるけど……」
百合子「ありのままの自分でアイドルとして頑張ろうとしてる、そんな娘なんだ」
杏奈「百合子さん……」
百合子「どっちが良いとか、悪いじゃなくて。両方が混ざり合ってる杏奈ちゃんのことが――私は好き」
百合子「だから杏奈ちゃん、元に戻ってよ。辛いことがあるなら私に話してよ」
百合子「私、きっと何かを間違えちゃったんだよね……?」
杏奈「そんなことないよ…………。全部、杏奈が勝手に……」
百合子「勝手……そうかもしれないけど。それでも、私にも分け合わせてよ杏奈ちゃん」
百合子「もっと私を頼っていいよ。私、もっと杏奈ちゃんのことを知りたい」
杏奈「……百合子、さん」
百合子(気が付けば杏奈ちゃんのスイッチは切り替わっていていて、私の目の前にいる杏奈ちゃんはいつもの姿と重なっていました)
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