過去ログ - 杏奈「あなたの特別に」
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40:名無しNIPPER[sage]
2017/04/10(月) 01:55:21.09 ID:BrXC5Mxj0
百合子「実を言うとね…………。杏奈ちゃん。お茶を入れてようとしてくれた時、千鶴さんと秘密の話をしてたよね」

杏奈「うん……。百合子さんのこと、かな? それを相談してたの…………」

百合子「……私、嫉妬してた」

杏奈「嫉妬……? 百合子さんが……?」

百合子「私ね、杏奈ちゃんが何かを悩んで、それを相談するなら私にするんだと思ってた」

百合子(体の中にたまった、黒く重い何かを少しずつ噛み砕いていきます。杏奈ちゃんも、こんな気持ちで告白してたのでしょうか)

百合子「だから、寂しかった…………それ以上に嫉妬してた。千鶴さんはきっと親切さだけで杏奈ちゃんの相談に乗ったはずなのに……ね」

百合子(悔しくて、羨ましくて、でも怒っていいようなことじゃなくて)

百合子(そんな感情は確かに私の中にもありました)

百合子(……もしかしたら、今回のような騒動を起こしてたのは私だったかもしれません)


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