過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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112: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:02:30.21 ID:LzjXz4kL0




「そうね……。じゃあ」

私は小説のタイトルを告げる。

サターニャは読んだことがなさそうだったが、気にせず話してほしいとのことだった。


「ネタバレって私、あんまり気にしないのよ。なかなか面白そうなタイトルじゃない」


私はあらすじを軽く説明した。

今風に言うと、収集癖のあるオタクっぽい男性が砂浜の大穴の底にある家に女と閉じ込められる話だ。

せっかく下界に来たのだから、もっといろいろな場所を冒険する物語を読めばいいと思うのだが、

表紙の鳥とも天使ともとれるシルエットが気になり買ってしまった。

男は初め、さまざまに脱出を試み、一度は成功しかけるも連れ戻される。

砂浜の現状維持のために、誰かが穴の中で生活をしなければならないのだという。

穴の中での生活に順応した男に再び脱出の機会が与えられるも、今度は自ら穴で暮らし続けることを選ぶ。


「ふーん、なんだかぱっとしない話ね」

「サターニャはもっと熱い話が好きそうだものね」




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