過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
1- 20
12: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:05:57.89 ID:LzjXz4kL0




ガヴの食生活が不健康そのものであることを聞いた私は、一度晩ご飯を作ってあげることにした。

朝起こしに行くのとは違って、料理は手間のかかる、立派な仕事だ。

積み上げたタスクを崩す間には、周りの景色なんて目に入らない。

ごちゃごちゃと内省する暇があれば、野菜を切り、火加減を調節し、焦げ付かない様にかきまぜる。

私の手に余る何かから逃れるためのシェルターとして、彼女を利用している側面もきっとある。

そして、黙々と完食してくれる彼女を見ると、自分を肯定されるような、満たされた気分になった。

それ以来、私は週の半分ほどは彼女と夕食を共にするようになった。






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
167Res/133.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice