過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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3: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:01:27.04 ID:LzjXz4kL0




「ほらガヴ、朝よ。起きなさい」


私は熟睡するガヴをいつもと同じように揺さぶって起こす。

僅かに開いた口からよだれのこぼれた幸せそうな寝顔を見ていると、

いつまでも寝かせていてあげたくなるが、そうはいかない。

早起きは三文の徳、長寿の秘訣でもある。


「うぅん、あと二十分……」

「だめよ、朝食が冷めちゃう。早く顔を洗ってきなさい」

「へい……」


ガヴがのそりと体を起こす。

起こす前に朝食を用意しておくという私の作戦はかなり有効みたいで、最近はいつもこうしている。

くうたら天使様も胃袋には勝てないらしい。

ガヴは手を口の前にあて、間の抜けた声を出してあくびをしながら洗面台の方へ向かっていった。





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