過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
1- 20
6: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:03:04.41 ID:LzjXz4kL0





ガヴが天使であることを知ったときには、ああ道理でと、すんなりと受け入れることができた。

第一印象は清廉。

さらさらと風になびく美しい金髪を携えた彼女は、まさに聖女のようだと思った。

たまたま道案内をしてもらった相手がクラスメイトだなんて出来すぎた話だが、それだけに気になる相手。

自ら善行を積み、周囲の人を善い方向へと導く。

天使としての理想を体現したような彼女は、私の憧れだった。

そんな彼女に、私が人間だと欺き続けることができず、あるとき私は悪魔であると告白した。

敵対されるという懸念もあったが、ガヴは、数奇なこともあるものですね、これも何かの縁です、と言ってくれ、

それは私の杞憂に終わった。

悪魔でありながら、悪魔らしい振る舞いのできない私は彼女に対して、どうしても拭いきれない劣等感を感じていた。






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
167Res/133.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice