過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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70: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:39:35.20 ID:LzjXz4kL0


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なんとなく一人で家に帰る気になれず、カバンから文庫本を取り出し、栞を挟んでいたページを開く。

視線はページの上を滑り、私は記憶の海を、静かに深く深く潜っていく。



人はだれしも、誰かそのものに触れることはできない。

私がガヴだと思っているものは、ガヴそのものではなく、私が目や耳を通して心の中に再構成したガヴだ。

その心の中の像を自分と地続きだとみなし、痛みや喜びを共有すること、それが愛することだと思う。

だから多分、相関図のような矢印はそもそも無い。

そんな風に考えてしまうのは、私が愛されることに鈍いからだろうか。





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