過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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91: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:50:54.40 ID:LzjXz4kL0



「今日の所は、これで勘弁してくれ」


ガヴは目を逸らしながらそう言うと、私の口を覆っていた手をどけた。

私たちは、ガヴの手一枚を隔ててキスをした。

そのことに、私は千の言葉よりも深い安らぎをおぼえた。

長い闇夜に、ようやく一筋の光が差し込んだ気がした。

それが例え、夜明けなどではなく、雲が晴れただけの月明りであったとしても。

月は自ら光るのではなく、太陽の光を反射する。

月の明るい夜は、小規模な昼間なのだ。





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